Doctor's Column ドクターズコラム

ISSUE 23I love Yuchunと利他の心

  • 公開日:2012年12月26日

元東方神起イケメン歌手のパク・ユチョンの大ファンであることを公言している私、おおかたの人は“イケメン好きの戸澤先生”と思っているであろう。いや!そうみさせているだけだ。でもそう言いながら、楽しんでいる自分もいる。彼のファンになった理由はいくつかある。

ひとつはドラマ「トキメキ☆成均館スキャンダル」を知ってからだ。画面に出てくるイケテル姿すべてに惚れ込んだ。彼は“どうも私の好みらしい”と感じること多々、男の茶目っ気というと誤解を招きやすいが、ユーモアを誘うところが好ましい。茶目っ気は子供っぽい無邪気さであり、自分の感情に素直で、相手に決して嫌な気分を与えない。つまり、人に害を与えない無垢な心があふれているからだと思う。相手役の女優さんと本番以外で戯れる彼は、男の魅力をもちながら、限りなく相手を思いやっている。ストーリーのある一場面で、李朝時代の老論派の最長老である厳父に、「彼女を助けて下さい!彼女を知ることで、僕の人生の中で、本では学べないことを知ることができ、新しい世界が開けたのです」と、命をかけて懇願するときの男の涙に魅せられた。私の人生の中で見ることのなかった男の涙は、たとえ映像上のことであっても、この上なく美しかった。彼は、インタビューで答えている。このときの父親に言うセリフは、忘れることはできないと。演技とは言え、この映像を見たとき、彼の現実での“孤独と影”を見た気がした。

彼の感性を知る上で、歌詞についてのコメントを挙げたい。「自分は韓国の歌詞より、日本の歌詞の方が好きだ。表現が直接的でなく、遠まわしに表現しているからだ」と。他人に対する思いやりがあり、ロマンチストだと想像させる。彼は日本語、英語、韓国語を話す。日本人のファンのために、ソウル市内の案内を買って出たときは“素のユチョン”だ。ある楽器店の中でピアノを弾きながら、「僕、もっと音楽と仲良くなりたいんです!」と言う・・・この発言には、彼らしい感受性と謙虚さとやさしさがみえた。

2010年に初めてドラマに出演して、“ソウルドラマアワード”において3冠を獲得したが、人には言えない苦労や努力があったに違いない。彼のインタビューを多く聞いているが、仕事の愚痴はほとんど聞いたことがない。メンバーを自分より優位に見せる話し方をする。さらに、共に仕事をするスタッフに手料理のサービスも手際良い。そんな“利他の心”を体現している彼を、韓国の人たちはどんなふうに感じているのだろうか。ファンは多いようだ。いまでは自分の母親の年齢層まで高くなっているようだが、私にとっては”グランドサン“だ。最後に付け加えるとすれば、ライブでも、ドラマでも、とにかく一生懸命で、何か覚悟のようなものを感じさせる。それが人を魅了し、認められる。だからこそ、成功するのではないか。ひたむきな人は、美しい。

利他心=他人の利益を重んじ、他人が利益を得られるようにと振舞おうとする心。

【会報誌 ENVIRON No.53】

戸澤 明子

株式会社プロティア・ジャパン 取締役会長/学校法人 日本医科大学 元評議委員/医師

いち早くアレルギー治療に関心を持ち、アレルギー外来を設置。多くのアレルギー疾患の臨床経験を持つ。現在は株式会社プロティア・ジャパンの代表として、医師の経験を活かし、 正しいスキンケアの普及活動に全力で取り組んでいる。
著書に 「50歳から輝く人、30歳で老ける人」(幻冬舎)がある。

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